見たこと、聞いたことありますか?
「日本は、義理チョコをやめよう。」
2018年2月1日に
日本経済新聞に掲載された
GODIVAの新聞広告です。
なぜこのキャッチコピーが
目に留まるのか?
記憶に残るのか?
ぜひ、
キャッチコピーを考えるときの
参考にしてくださいね(^_-)-☆
"右にならえ”の言葉は埋もれます!
1月後半〜2月は
バレンタインに向けて
あちこちで
「チョコレートを贈ろう!」
「チョコレートを買おう!」
という雰囲気が広がっています。
2月→バレンタイン→チョコレート→みんな買おう!!
という連想は、
当たり前の文化となっていますね。
そんな中、
チョコレートで有名なGODIVAが出した
「日本は、義理チョコをやめよう。」
咄嗟に、
「えっ?!バレンタイン前なのに、
買わないことを勧めるの?!?!」
と衝撃を受ける方が多いのではないでしょうか?
人と同じことをしているだけでは、
売れません。
たとえばあなたが、
食事と睡眠、運動で
ダイエットを成功させるプロだとして、、、
「痩せたいなら規則正しい食生活と適度な運動を!!」
と伝えて
「よし!!やるぞー」
となるお客様はどれほどいるでしょうか?
「痩せたいなら
食べよう!寝よう!目覚めさせよう!!」
と伝える方が、
お客様の
「えっ?!なんで?!どういうこと?!」
を引き出せませんか?
その上で、
興味を持ったお客様に、
お客様に合わせて
効果的な食事や
睡眠の質を改善するキーポイント。
運動したくない人でもできる
サボり筋肉の目覚めさせ方。
などをプロデュースできたら、、、
やってみたくなるのではないでしょうか?
周りと同じようなやり方、
周りと同じような言葉、
ではなく、
その裏にある価値を見つけてみてくださいね(^_-)-☆
本質を見抜こう!
GODIVAは、
単にチョコレートの購入を
止めているのではありません。
「日本は、義理チョコをやめよう」
その言葉の真意としては、
日本ならではの
贈り物で相手に尊敬や感謝の気持ちを表す。
という文化から生まれた義理チョコが、
近年では"友チョコ”、"逆チョコ”などと
多様化してきていた背景があります。
心で手渡すギフトから
「やらなくちゃいけない」「義務」
のように感じてしまう人が出てきたことに対して、
ギフトをやめよう。
ではなく、
ギフト本来の意味を考えよう。
という「想い」からきています。
当たり前を、常識を
否定するだけではない。
その言葉の裏にある
「想い」が
心に響くキャッチコピーへと
繋がっているのです。
常識を覆すキャッチコピー集
他にも常識を覆すキャッチコピーを
ご紹介しますね!
「非常識な成功法則」
著者:神田昌典氏
「薬剤師は薬を飲まない」
著者:宇多川久美子氏
「先輩の背中を見て学ぶ。
そんなヒマがあったらすぐに訊け。」
大谷製鉄
「引くことは足すこと。」
ファンケル
「不調に、我慢に変わる選択肢を。」
ツムラ
いかがでしたか?
当たり前すぎて気づかない常識を
少し違う角度で見ることで
新たな価値や切り口が見つかるのではないでしょうか?
ぜひ、探してみてくださいね(^_-)-☆
あなたの想いが届きますように。